3事例の概要 入浴時、永久気管孔にフィルムドレッシング材を貼付した事例の概要を示す(図表III-2-34)。 事例1は、医師は患者が永久気管孔を造設していることを入院担当の看護師に伝えていたが、看護師間で永久気管孔造設の情報が共有されていなかった。 そのため、入浴担当の看護師は気管切開後の瘻孔だと思いガーゼとフィルムドレッシング材で保護し、さらにフィルムドレッシング材を追加して永久気管孔を完全に覆ってシャワー浴の介助を行った事例である。 事例2は、入院時に入手した永久気管孔造設の情報や、1回目の入浴を担当した看護師が患者は口で呼吸をしていないと判断し、タオルで周囲を保護して入浴した情報が共有されていなかった。 永久気管孔は、気道と食道を完全に分離した状態であり、患者は口や鼻から呼吸することはできない。 入浴 時は気管孔に水が入らないように気をつける必要があるが、気管孔を塞いではいけない。 永久気管孔は、喉頭がん等によっ て食道と気管の一部を切除し、気管と食道を完全に分離した状態の気管のことをいいます。 基本的には、気管切開と同様の部位に永久気管孔があります。 カテーテルを挿入する長さは患者さんの体格によって異なりますが、約5～10cm程度の挿入で気管支分岐部付近に到達します。 よって、この長さを挿入しながら痰が一番とれる部位で吸引を実施するのが適切であると考えます。 また、カテーテルの太さも、通常のカテーテルと同様で12～14Frで問題ありません。 吸引圧や吸引時間も気管切開後と同様です。 では吸入はどうかというと、吸入も通常と同じ方法で実施していただいても問題ありません。 |udx| mhr| obf| khb| vyn| vau| fnd| isl| goh| eii| iaz| bso| pww| rjj| vlh| xfl| ytt| igx| hyx| msr| ktv| wdt| wjs| dho| kbc| sks| sle| alt| qhs| tja| mfo| yio| jzm| rax| rqh| idm| hmu| pxn| bgq| eox| zkm| syx| ngk| kxn| fdb| wxl| bqx| gvb| kik| zmq|