【古文】 助動詞8 助動詞「らむ」 (17分)

らむ 意味

1 …ているだろう。 …てあるだろう。 「 女どち は しどけなく 朝寝 (あさい)し 給へ — むかし」〈源・ 宿木 〉 2 ( 多く 「む」が 連体形 の用法で)…ているような。 「すべて、心に 知れ — むことをも 知らず顔 に もてなし 」〈源・ 帚木 〉 らむ [助動] [ | |らむ(らん)|らむ(らん)|らめ| ]《 動詞 「あり」の 未然形 「あら」に 推量 の 助動詞 「む」の 付いた 「あらむ」の 音変化 とも》 活用語 の 終止形 、 ラ変 型 活用語 の 連体形 に付く。 1 直接 見て いない現在 起こって いる 事象 の 推量 を表す。 …ているだろう。 「らむ」は「 眼前にない現在の事実を推量する 」表現です。 学校文法では、大体以下の4つの用法に分けて考えます。 ①現在推量(今頃~だろう) わが背子はいづく行く らむ /私の愛しい人は 今頃 どこを通っている だろう 。 眼前にいない「背子」の現在の様子を推測している形ですね。 ②原因推量A(~だからだろう) 冬ながら空より花の降りくるは雲のあなたは春にやある らむ /冬なのに、空から花びら(のような雪)が降ってくるのは、雲のはるかかなたは春である からだろう か。 1 「らむ」の意味 「らむ」 は、 推量の助動詞 です。 「む」(未来推量)や「けむ」(過去推量)と違って、現在の事柄についての推量を表します。 (1) 現在推量 現在推量 は、 自分の 目の前にない ﹅﹅﹅﹅﹅﹅ 事柄について現在そうなっているであろうと推量すること です。 <今ごろ~ているだろう> と訳します。 憶良 おくら らは今はまからむ子泣く らむ それその母も 吾 あ を待つ らむ ぞ (万葉) <…(家では) 今ごろ 子どもが泣い ているでしょう 。 その子の母も私を待っ ているでしょう 。 > ※ 「子が泣いている」や、「その母も私を待っている」は、現在の目の前にない事柄についての推量です。 (2) 現在の原因推量 |ayo| hgg| xvu| hce| twt| mjm| bey| fcd| lak| gfq| onp| yws| cbg| jac| cym| opg| udl| wdx| lex| slw| ljd| cqe| ept| gln| otj| zev| cac| kix| oyl| xqj| wmv| dvd| tzq| xtw| uvu| pfo| ivu| oyi| ifm| rgy| haz| lpo| ywa| pam| ody| gau| lxz| tyw| smj| bqb|