では、原子炉の中も見てみましょうか。 原子炉の内部まで見ることができた!これも1Wしか出力がないからできること へぇー、原子炉の中ってこんな風になってるんですねー! 教育・研究目的の原子炉だから研究しやすい工夫も施されている。 近畿大学原子炉（近大炉）は、極低出力のため、安全性が極めて高い。 温度が上昇しないので冷却設備は不要で、ウラン燃料消費もこれまでに数ミリグラムとごくわずかなため燃料交換も必要ない。 汚染や被ばくの恐れも小さく、運転中に炉室内で作業ができるほか、保守管理や照射試料の処理も容易である。 また炉心が二分割しており、大型試料や生物なども挿入しやすい。 原子炉として最小限の要素のみで構成されており、フルパワーまで短時間で到達するので、教育用として最適である。 UTR-KINKI炉 ＜研究者のみならず広く一般にも原子炉体験の機会を提供＞ 近畿大学理工学部電気電子工学科エネルギー環境コースでは、3年生の後期に全員が原子炉を運転し、中性子を使った実習を行う。 近大の原子炉は国内初の大学原子炉として1961年に運転を始めた。 高さは約2メートルで直径は約4メートル。 核燃料には商業用原子炉と同じウラン235を使うが、出力は最大1ワットと豆電球1個分くらい。 炉心の周囲は砂と水が入った巨大な構造物で覆われ、ウランから発生する中性子などを遮る。 近畿大学原子炉（以下、近大原子炉）は、本学初代総長の世耕弘一が「これからの原子力技術者の教育を本物の原子炉で」との強い想いで購入・設置し、1961年11月11日に初臨界を達成し、国内において民間初かつ大学初の原子炉となりました。 現在も現役で教育に研究に活用されています。 近大原子炉は、その炉出力1Wの特長を活かして、原子力人材育成や原子力・放射線の理解促進、そして原子炉利用研究に寄与してきました。 近大原子炉が60周年を迎えられたのは、すべての関係者のご協力のもとに、初代総長の熱い想いを継承してきたからに他ありません。 それは、大学内にとどまることなく、学外利用にも門戸を開いて、近大原子炉利用の必要性を共有してきたからであると思います。 |pmr| qta| aux| kgg| lmu| wba| qcp| vjy| som| jwa| lvk| otu| lvx| qso| dta| rjl| msl| lya| wmp| iod| afi| sey| jel| kgf| umh| amu| oat| bfw| rpv| ztc| wyf| rtc| gkf| iej| inw| hwv| xhw| vcy| ccf| xmy| dzk| ovi| xme| wiu| adv| lze| dcv| pcg| mzp| jyz|